2016年01月02日

35歳までに必ずやるべきこと(重茂達)

明けましておめでとうございます。
昨年末に36歳になりいよいよとアラフォーに突入しました。
最近、あらゆるモノを捨てることがマイブームになっていたので、
実家の自分の部屋を片付けていらないものを捨てまくろうと本を片付けていたら、
「35歳までに必ずやるべきこと」というタイトルの本が目に入ってきた。
36歳になったばかりの自分に”やり残しはないかい?”と誰かが問いかけてきたような
妙な気持ちになったので、再読してみた。前回の自分のアンダーラインと今の自分のアンダーライン箇所が
微妙に違っていて、その差が成長なのか単なる気分の違いなのかはわからないが、ちょっと面白い感覚。
再読の楽しみの1つだ。今年は本当に再読したい本以外は読後にブログを書いてすぐに捨てることを
習慣にしていくと決めたのだが、この投稿がその最初の一回目となった。

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・自己研鑽には、知識・技能・人格の3つの要素がある
・失敗には、成功につながる失敗と失敗につながる失敗の2種類がある
・自らの希少価値を高めることが、幸運を引き寄せる近道
・恐怖から逃げると恐怖は2倍になる。恐怖に正面から向き合うと恐怖は半分になる
・”ケタ外れの努力”が質の変化をもたらす
・良いことは他人のお陰、悪いことは自分のお陰という自責は信頼される
 →しかし、自責もほどほどにしないと苦しくなるだけなので要注意。
・行動というのは、常に判断の停止と批判の中止によって、初めて可能になる
・人を一番変えるのに最も大切なのは、”期待すること”
・自分が置かれている現状は、過去の自分の発想と行動が生み出したもの
・明日は何をどうするか。段取りと準備を重んじる
・率先して挨拶をする
・思った以上に外見で判断されていると自覚し、言動を常に意識する
・信用を壊さないよう、細心の注意を払う。それは、約束を守り続けること
・優秀な人は猛スピードで静かに動く

著者:重茂達さん(おもい・とおる)
NHK入社後、25歳でIMSへ転職。35歳でその子会社社長に就任。
45歳で外資系人材派遣会社の日本法人、アデコキャリアスタッフ株式会社を立ち上げ、
年商1300億のトップ企業に成長させる。現在は経営サポートサービス株式会社の代表。
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書いてある内容のほとんどは実践できているかな?と思ったりもしましたが、
そこは謙虚に、特に基本的な事ほど意識して実践していきたいとおもいます。
posted by たかしまん at 23:46 | 東京 ☀ | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月24日

英語は1年でマスターできる(三木雄信)

先日、青山のブックセンターに初めて訪れた。いきなり余談になるがこの青山ブックセンターは
品揃えが非常に個性的で、大衆的な本屋というよりは感性が尖っていたり、物事を深く考え理解したい
人たちが喜ぶような本が陳列されていて、ぐるぐる回っていてとても楽しい本屋なのである。
そうしてぐるぐるしている途中に「英語は1年でマスターできる」という非常にキャッチーなタイトルが
目に飛び込んで来た。私の会社は2年前から外資系のファンドに買収され、さらにトップはアメリカ人で
英語を使う機会が最近グッと増えて来ている。そろそろちゃんと勉強しなきゃな・・・と思い始めて
いた頃だった事もあったろうが、それにしてもシンプルでキャッチーなタイトルだ。
おもむろに手にとってとりあえず著者経歴に目を通すと、
かのソフトバンク孫社長の社長室長を27歳で務め始めた方が書いているらしい。
その経歴だけでビジネスマンとして非常に優秀な事は伺えるのだが、
さらにソフトバンクは激務だと聞いていたので、「激務の中、海外留学もせずにどうやって英語を1年で
マスターできるのだろう?」と素直に知りたくなり購入した。

文章は非常に明快でわかりやすい。
要旨としては「英語学習をビジネス上の問題解決テーマとして捉え、戦略・選択と集中・目的フォーカス
などを英語学習にあてはめて学習する」という事だと理解した。
納得できる考え方や実務的な工夫が多々あったので、いつものように印象的な文章を書き出してみた。

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・目標を達成するために必要のない勉強はしない
・英語を学ぶ目的を明確にする→英語で交渉・会議をリードできる状態
・インプットよりもアウトプット。下手だからこそアウトプットをしまくる。
・英語学習は絶対に短期集中
・1年でマスターするための7つの戦略
 ⑴「自分に必要な英語はどんな英語か」を明確にする
 ⑵スピーキングとヒアリングを集中的に鍛える
 ⑶単語は勉強しない
 ⑷言いたい事1つにつき、覚える言い回しは1つだけ
 ⑸文法も勉強しない
 ⑹日常会話やスモールトークも後回し
 ⑺発音はあきらめる
・でも、可算名詞と不可算名詞はきちんと区別できるようにする
・1年で1,000時間=1日3時間学べば、必ず英語をマスターできる!
・1年でマスターするための学習法
 -テキストは1つに絞って丸暗記
 -テキストとにらめっこして、音とスペルを一致させる
 -シャドーウィングはやっぱり重要
 -発音は捨てて、「低い発声」+「リズム」を重視
 -スピーキングテストは「ヴァーサント」
 -英文添削は「ジンジャー」
 -リーディングはGoogle先生で
 -スクールは日米会話学院
 -翻訳ソフトは「富士通のATLAS」
・学習計画をしっかりと立てて、生活の中で仕組化する(アウトプット時間を優先的に!)
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1年後に、交渉や会議を通訳なしでリードできる英語力を身につける!
posted by たかしまん at 04:50 | 東京 ☔ | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月23日

上大岡トメさんの本

「キッパリ!」で一躍有名になった上大岡トメさんの本に今更ながらたどり着いた。
もっとシンプルに生きたいなぁという気持ちからAmazonを漂っていたところ、
「スッキリ!」と「のうだま」の2冊に出会って最近2冊読破した。
読破…と言っても1冊10分くらいで読めるライトな本なのである。
本編通して、ある意味当たり前の事が平易な言葉で書いてあるのだが、
その当たり前の事を実践する事が難しい事をよくわかっているトメさん(親しみを込めて
こう呼ばせてください!)が、日常に取り入れるコツをキャッチーに伝えている。
Amazonレビューにもよく書いてあったが、私も自然に「やってみようかな」という心持ちになった。
親しみやすいイラストも背中を押してくれるような^^
いつものように印象に残った文章を抜粋します。
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(スッキリ!)
・出かける準備は前の夜にすると、翌日に余裕が生まれる
・「自分らしさ」は自分で決めることだから、変えてもいい。
 「自分らしくない」と思っていたところに、新しい自分がいるかも
・その場に、行くことが大事
・何かを決断して障害が発生したら、うまくいくチャンスだと思う
・いつも頑張っている身体に、感謝しよう
(のうだま)
・頭で考えるよりも、身体を動かす!
・とりあえず朝は身体を起こす。とりあえず外に出掛けて歩く。
・やる気は自分で迎えに行く
・やる気を引き起こすには「淡蒼球」を刺激する
 ーBody(身体を動かす) →運動野を刺激
-Experience(いつもと違うことをする) →海馬を刺激
-Reward(ごほうびを与える) →テグメンタを刺激
-Ideomotor(なりきる) →前頭葉を刺激
・同じ時間にやる
・続かなくて当たり前だと考える
・絶対にやる事とドッキングする
・目標は小さく、コツコツと続ける。まずは20回!!
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この1年くらい生活習慣の見直しに取り組んでいるけれども、
歯磨き方法、毎晩のストレッチ、野菜を多めに摂る、毎朝青汁・サプリを飲むなど、
健康に良い習慣は着実に増えてきた。

そろそろ英語と運動を始めてみようかな、と改めて思いました。
というよりも明日から軽く始めてみます。まずは軽くが大事。
ですよね?トメさん。
posted by たかしまん at 01:38 | 東京 ☀ | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月12日

キャリアについて

今年で36歳。現在は某企業の役員を務めているから比較的順調にキャリアを築いている自覚はある。
それでも自分のキャリアや人生について「このままで良いのか?」という思いは常に消えない。
満たされているような、満たされていないような。
この道は果たして幸せに繋がっているのか?という漠然とした不安がある。
したがって定期的に客観的にキャリアを振り返るために、関連本を読むように
している。今回は「30代の決断でなぜ人生は決まるのか?(小倉広)」からの抜粋。
どちらかと言うと、良いキャリアを築くために必要なビジネススキルに
フォーカスした内容だったが、仕事の基本姿勢を見つめ直す良いキッカケにはなった。

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・根拠の無い自信は強い。自信に根拠は必要ない
・過去は変えられない。だから全て良かった事にしてしまう
・ノーブレス・オブリージュ。高貴なものほど自分に厳しくあるべき
・自分が出来ない事を他人にやらせる事はできない
・「緊急でない重要事項」に時間を割かない限り、永遠にゆとりある理想の毎日は
 やってこない
・自分の価値観に反する行動をとっている時、人はストレスを感じる。
 従ってストレスを感じている行動の裏側に、自分の本心や天命がある。
・行動を変えたければ、実行できる粒にブレークダウンせよ
・心つくしは時間つくし
・パワーバランスを意識する
 -人と人との関係におけるパワーバランスは一定。誰かの力が強ければ誰かのパワーは
  弱まってしまうので、相手のパワーを引き出したければ自分のパワーを減らす努力を。
・プチ自慢、禁止。自分の価値を貶める
・一生のうちだ食べる回数は有限。毎食を最後の晩餐と心得て、うまいものだけを食え
・人は創作欲求を持っている。料理は創作の結晶とも言える
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モノ作りに憧れて、写真や文章を書くことに時間を使って来たが、
ふと料理をしてみようかという気分になった。
自分で食べたい物を、さらにうまいものを作って、うまいものだけ食べて生きる。
けっこう幸せかもしれない。
posted by たかしまん at 21:39 | 東京 ☁ | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「松本」の「遺書」を今さら読んでみました

1997年に第一刷なので、18年前に書かれたもの。
自信たっぷりな松ちゃんの考え方や意見が、お笑いというテーマにおいて終始書かれているのだが、
特に感銘を受けることもなくサラッと読み終えてしまった。ただお笑いという仕事に対して、普通のビジネスマンと同様にしっかり向き合って良い物を作ろう、良い仕事をしようという意欲を持っている事は感じられた。

ただ「遺書」というタイトルはよく付けたと思う。
本のあとがたり、という巻末コーナーでも”自分が評価されて名前が上がっている頃には自分の
レベルは下がっているだろう”という主旨の事を書いているのだが、本当にそうなったと思う。
今の松本さんは過去の遺産で活躍しているように感じられる。
その瞬間瞬間の彼の発言が面白いというよりも、「きっと面白い事を言ってるに違いない」という
空気や、彼の人柄全体に既に多くの視聴者が親しみを抱いているので、ほほ笑みに近い笑いが起きている
ように感じられるのだ。こうした時代が来る事を本能的に悟っていた彼が、
当時の自分の感性がいつか失われてしまう事を危惧して「遺書」というタイトルを付けた。
それが本人による命名かはわらからないが非常に秀逸なタイトルだと思う。
posted by たかしまん at 18:20 | 東京 ☀ | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月28日

客観力(木村政雄)

自分の事を客観視するのは非常に難しい。
過信も卑下もどちらも健全ではなくて、出来ることならありのままに自分を見つめていたい。
しかし日常では良くも悪くも、多くの他人が自分を評価してくる。
こうすべきだ、こうあるべきだ、ここが悪い、ここがいい等など。
振り回されまい、と思っていてもどこかしら影響されている自分がいるのも事実。
早いとこ超えたいないぁと思っていた時に、「客観力」という言葉でAmazonを検索したら
唯一この本だけが引っかかって来たので読んでみた。

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・嘆くという行為に創造性はない
・無所属の時間をつくる
・すり減ることのない確固たるポジションを築けるのは、
 ほかの誰とも替えの利かない「自分だけの仕事」ができる人
・自分のポジションを客観的に眺める時間をつくる
・人間には「学ぶ」「働く」「返す」という3つの段階がある
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客観力という事例では、島田紳助さんのキャリアを伸ばす発想が非常に参考になったが、
全体を通して語られるのは「価値ある人材であり続けるには」という事だったように思う。
posted by たかしまん at 22:20 | 東京 ☀ | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

怒らない禅の作法(枡野俊明)

元来、短気な人間だという自覚もあるしイラッチともよく言われる。
特にこの1・2年は常に苛立ち、怒り、憤りにまみれていた気がする。
当の本人とってはその時その時で一生懸命に仕事や人生に向き合ってつもりでいても、
いつしかそのような感情に取り憑かれている、という事はビジネス上でよくある気がする。
怒らない禅の作法、というタイトルはそんな自分がすがるように手にとったのだと思う。

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・必要以上に人間関係を広げる事も、怒りの原因になる
・自らの力が及ばない状況にある時には、ただそれを味わえばいい
・流れに身を任せるというスタンス
・湧いてきた怒りは、放っておく。更には怒りの対象から距離をおく
・目の前にある事を、ただひたすら、無心でやる
・不愉快なこと、苛立つことがあった時は一呼吸置いて、丹田で深く呼吸する
・野菜中心の和食を、感謝していただく
・寝る1時間前には、静かで落ち着いた時間を過ごす
・本当に必要なものだけを、吟味して買う
・一日一止:一日一度立ち止まれば、正しい生き方ができる
・目的地に早く行こうと思ったら、英気を養い、この態勢で良いのか、このペースで良いのかを
 見極めて、また走りだすことが重要
・ひとつの事をやり終えてから、次のことに移る
・右手は仏様や自分以外の人を、左手は自分自身を表す。合掌とは両者を1つにする事
・「こうあるべき」という執着を捨てる
・人と他人を比べているかぎり、心に平安は訪れない
・日々是好日:全てがありがたい事になるように
★どんな時でも飄々としていられる自分になる
・あるがままに物事にあたるとき、もっとも自然に、もっとも伸び伸びと能力を発揮できる
・怒るという行為は、いわば心のクセのようなもの
・節目節目で生活を振り返るたびに、自分自身の成長を感じることができる
・全ての物事は独立ではなく、連鎖している。したがって最初の1つを良い方向へ
 変える事が非常に重要
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心穏やかに、そして伸びやかに生きていきたいですね。
posted by たかしまん at 22:06 | 東京 ☀ | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月14日

田中角栄100の言葉(別冊宝島編集部)

年末も近付いて来たので書棚の整理をしていたら、
今の自分では手を伸ばそうと思わない本がひょっこり現れた。
「田中角栄100の言葉」である。表紙からしもとても濃い濃いこの本w
さて田中角栄氏。
日本列島改造論や日中国交正常化、ロッキード事件などとにかく話題に事欠かない
政治家。中卒という学歴から首相まで登り詰めた人生から「今太閤」などと
称されてもいる。娘が皆さんご存知の田中 眞紀子氏である。
なぜこの本を買おうとしたのか理由が思い出せないが、
少し考えてみると政治家の仕事=世の中や人を丸ごと動かす事だと考えた時に、
経営マネジメントに通ずる事があるなぁと思い至った。
きっといつかの自分もそう感じたのだろう。という事で早速読んでみた。

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<アンダーライン>
・結論を先に言え。この世に3つでまとめきれない大事はない
・学歴は過去の栄光。学問は現在に生きている
・叱るときはサシで。褒めるときは大勢の前で
・大事なのは数字と事実だよ
・法律やルールで大事なのはそれが生まれた背景やドラマだ
・人生で重要なのは「間」だ
・人の一生は運である。努力・根気・勉強などは運を捉えるきっかけである
・刻むが如き人生。限られた時間で私は任を果たす
・本当の雄弁は心をとらえる

「メシ、食ったか?」
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発する言葉がその人の本質を現す、という事を痛感した。
田中角栄氏を「コンピューターを持ったブルドーザー」と評した人が
いたそうだが、会ってもいないのにしっくり来てしまった。
何かを変える時に必要なのは、このようなリーダーシップを持った人なのだろう。
posted by たかしまん at 18:56 | 東京 ☔ | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

もえつきの処方箋(水澤都加佐)

いや、決してもえつきたわけでは無い。
ただ、ふと自分がもえつき症候群になる可能性を感じた時期があって、
もしかしたらまだ継続中かもしれないのだが、少なくともその状態を客観的に
認識して理解しようと思うだけの自覚はあるから大丈夫だと思っている中、
なんとなく手にとった本。優しい言葉で溢れているなぁと感じた本だった。

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・一般的に、もえつきを引き起こす要素は以下の3つ
 -手を抜けない、大変な状況が続く
 -いくら頑張っても報われない
 -使命感や責任感、思い入れが強い
・私を気に入る人もいれば、気に入らない人もいる
・問題があってもいい、大事なのは問題とのつきあい方
・身体の境界(=パーソナルスペース)を守る
・感情の境界を守る
 相手の感情の無理に合わせたり、引きづられる必要はない
・責任の境界を守る
 他人の負うべき責任まで引き受けない
・時間の境界
 自分の時間をどう使うかは、自分で決める
・自分の限界を知る黃信号を知る →わけもなくイライラしている時
・「べき思考」が多いと、毎日が窮屈になる
・私が価値ある存在だという事は、私が一番知っている
・別に勝つ必要はない。私は苦しくなったら早めに負けを宣言する
・いったん手放してみる。相手にまかせてみる。運命にまかせてみる。時が過ぎるのにまかせてみる。
・私は、どうにもならない事にかかりきりになったりしない
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こうして自分で文字にするだけで、ふんわりとした空気に包まれている気になる。
優しい言葉は気持ちいいものだ。
posted by たかしまん at 00:49 | 東京 ☁ | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月08日

経営思考の「補助線」(御立尚資)

立て続けに御立先生の著作。日経ビジネスオンラインのコラムを書籍化したものであり、
非常に読みやすい文章。経営思考のエッセイ本という感じでした。
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【アンダーライン】
・通信手段の進化が、世の中を大きく変える
・先進国のビジネスモデルを見なおしてみる
 インドのムンバイのダバワラの企業へのお弁当配達サービス。
  5,000人の男たちが1日20万件のお弁当を集荷し、主として自転車や徒歩で
  お弁当を届けるネットワークだが、大きな遅延は600万回に1回しか起きないという事実
・人口増と識字率の掛け合わせで、労働力と市場が共に加速度的に増えているという視点
・POSデータはしょせん「購買の結果」であり、「購買プロセス」や「購買に至らなかった行動」
 はわからない。
・CRMへの一般的な3STEP⇒@データ獲得 Aデータ分析 B顧客への働きかけ
・一般的な関係を、「自発的に能動的に参加する」という関係に進化させる
・経営者は長めの時間軸で物事を考えるべき
 -長期的に花が咲く分野に対して、投資を継続し続ける
 (トップと本社機能がしっかりと責任を持って)
 -異質の人材を組み合わせたチームを作り、他業界から本気で知恵を得るための「学びの」仕組み化
 -自社のビジネスモデルを陳腐化させる事を本気で考えるチームを創る
 -企画プロセスを対話型にする
・仕事のモチベーションがとして「より直接的な社会貢献への希求」が強まっている
・リーダーシップは旅である
・競争の中で勝ち残り続けるには、
 「他とは違う自分の特色(X)」×「世の中のトレンド(Y)」の積の大きさが重要
・優秀な経営者には、
 「人間力」「経営知識」「使う力」「業界・自社知識」が備わっている
★イノベーションにはビジネスプロデューサーが必要
 ビジネスプロデューサーとは、「アイデア」をビジネスレベルに持ち上げる為に、
  執念を持ってクリエイターを引っ張り、市場での成功に必要な資金・パートナーを
  調達し、外部との調整・交渉もやる。そして何より「最終的には自分が結果に責任を負う」
  という覚悟を持つ者である。
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ジャズコンボ型のビジネスプロデューサーというキャリアは、
自分らしくもありワクっとするものでもあり、これから目指すに値するかもなぁと
思えている。この「ビジネスプロデユーサー」という言葉との出会いが、
今後の自身のキャリアを方向付けていく気がしてならない。楽しみである。
posted by たかしまん at 16:43 | 東京 🌁 | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

戦略「脳」を鍛える(御立尚資・みたちたかし)

戦略論を本は大抵、フレームワーク紹介とそのフレームワークが適用される事例解説に
終始して、どれも似たりよったりの内容になる事が多い印象を持っていたが、
本書は「戦略を考える為の頭の使い方を知る」事にフォーカスされた内容であり
非常に刺激的だった。情報インフラの充実によって誰でも手軽に様々な情報を得られるし、
企業の戦略・企画部門で働いていれば少しのお金で業界情報・財務情報なども容易に
得られる。また常々、ある程度の水準のビジネスパーソンが同じ情報を持てば
大抵同じ戦略にたどり着くなぁ…と感じてもいた。戦略で差別化を図れなければ、
最終的にコストやスピードで勝負する体力勝負に突入する。
それだとビジネス自体が面白くなくなるので、なんとか戦略・ポジショニング
で差別化を図りたい、その様な発想・結論を捻り出したいと思っていた折の出会いだったので
一気に読み進めた。難しすぎず平易すぎずで、とてもバランスが良い著書だったと思う。

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【アンダーライン】
・経営戦略も将棋の定石と同様、発見・模倣・陳腐化・イノベーションを繰り返す
・BCG流のインサイトは、「勝てる戦略の構築に必要な”頭の使い方”、その結果として
 得られる”ユニークな視座”」
 ⇒ユニークな戦略=定石+インサイト
・インサイト=スピード+レンズ
 -思考のスピードを上げて、仮説そのものの有効性を徹底的に検証する
 -普段使っているレンズと違うレンズを使う
・優秀なコンサルタントはパターン認識の引き出しが多い
・経営戦略を考える上で、グラフを使ってビジュアルで思考すること
・言葉と論理をグラフに置き換えることで、思考スピードがあがる
・仮説を進化させるシャドウボクシング
 -現場、すなわち観察事実とコンセプトを行ったり来たりする事で、
  ユニークかつ筋の良い戦略をつくる能力が形成される
★物事を二重人格的に考える(対立する2つの立場から物事を考える)
★自分の頭の使い方のクセを知る
・ユニークな視点をもたらすレンズ
 -拡散(ホワイトスペース、バリューチェーンを広げる、進化論)
 -フォーカス(ユーザーになり切る、テコを効かせる、ツボを押さえる)
 -ヒネリ(逆張り、特異点を探す、アナロジーで考える)
・世の中の「不」に注目し、「誰に・何を」提供するかを考える
・多様性からの連帯
・ディスカッションではPNIルールを意識せよ
 Positive->Negative->Interesting
・雰囲気を決める言葉を意識する
 「なるほど」「すごい」「さすが」「いいね」「たしかに」⇒なすさいた
・本を読むことの効用は3つある
 -情報を得られる
 -考え方を学ぶことができる
 -書き方を学ぶことができる
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今回、実務的に引用できそうなフレームワークを最後に画像で引用しておきたいと思う。 

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posted by たかしまん at 16:06 | 東京 🌁 | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

読書を仕事につなげる技術(山口周) ★★★

私自身、月に4〜5冊は主にビジネス書を中心に読書をしていて、
このペースは4〜5年は続いていると思う。
本当の読書家と比べると大した量ではないが、平均的なビジネスマンよりは
読書量は多いように思う。しかし、その読書量と仕事の成果やアウトプットをなかなか
繋げられていない実感があり、趣味の読書の域を出ていない事に若干のストレスを感じていたところ、
たまたま出会った書籍。そもそも前述の課題を抱いていたのでタイトルにはすぐにピンと来た。
実は正式タイトルには「外資系コンサルが教える」という冠がついているのだが
これは商業目的のコピーであって、内容的には外資系コンサルかどうかは一切関係ない。
実践的な学びが多い一冊だと感じた。

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・ビジネス書は深く狭く、教養書は広く浅く読む
・本は10冊以上を同時並行で読む
・簡易版の解説書を読んでも身にならない。古典・原典で著者が展開している思考プロセスを
 追体験する事で、「経営の考え方」「ビジネスを考えるツボ」を皮膚感覚で吸収できる
・モノの価値は性能や機能では決まらず、「希少価値」で決まる
・教養に関する読書では、役に立つかどうかよりも「おもしろそうかどうか」を重視する
・本との出会いは「ここには何かある」「何だか凄そう面白そう」という感覚が大事
・リベラルアーツを仕事の成果に繋げるには、”抽象化”と”示唆の書き出し”が非常に重要
・モデルとは本質的なものだけを強調して抜き出し、あとは捨てる作業です
 「抽象」と「捨象」と言います(小室直樹「論理の方法」P2)
・本はテキストが入ったノートです by松岡正剛
・示唆は思いつきやひらめきで良い
・得られた示唆から実際の「行動」に繋げる
・本の取捨選択において、「いま、読みたい本か?」という問いを厳しく持つ
・何年も開いていない本を本棚に置き続ける事は、知的インプットの可能性を狭めている
・ビジネス書はランダムアクセスが重要 →紙媒体が適している
・小説やストーリー重視で頭から読んでいく →Kindleで十分
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読書を仕事に繋げる技術というよりも、
読書という行為の向き合い方そのものを見直すキッカケをくれた初めての書籍。
読了まで1時間程度だったかが非常に濃密な示唆を得られた時間だった。
出会いに感謝です。
posted by たかしまん at 02:12 | 東京 🌁 | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月04日

世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか?(戸塚隆将)

前回の投稿に引き続いてスキルアップ・ノウハウものだが、
今年の10月から新しいグローバルCEOが就任し、弊社にも急速にグローバル化の波が
押し寄せている。英語力不足はもちろんの事だが、ビジネスマナーやスタイルとして日本の
非常識を感じる機会が増えていた折、目にふと入ったのがこちらの書籍。
「いま自分に必要な本は向こうからやってくる」
と普段から思っているので、目に入った本はとりあえず買って読むことにしている。
外資系のコンサルファームの方々の著作と言ってることはほぼ同じだが、
今の自分にはしっくり来る実務的なノウハウがいくつかあったかな、と思う。

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・握手は力強く、しっかりと握りしめる
・一冊の本を読んだら、その3倍は考える
・結論が弱いのは、伝えたい自分の考えや意見に力がないということ。
 自分なりの骨太な意見を持つためには、それを支える論理力が不可欠
・世の中にありふれた意見であっても、その結論をバックアップする根拠が
 しっかりしているものであれば、貴重な意見となる。
・最も頭の冴えている朝時間は、いわゆる作業的な仕事で消費しない
・資料作りはまず全体の骨組みが重要。その為にはWho(誰に)、What(何を)Why(何の目的で)
 でプレゼンテーションするのか?を強く意識すること。
・資料はメッセージドリブンであるべきで、パワポドリブンに陥らない
・会議への出席者には、発言の義務が課せられている
・会議における「バリュー」とは発言の質に他ならない
・会議において「戦略的に役取り」をする
【会議の役回り】
 @議論主導役(たたき台となる意見発信を主導する役)
 A合の手役(たたき台の意見に対して、反論したり合意したり意見を重ねる役)
 B意見整理役(皆の意見を整理し集約した結論に導いていく役)
【発言内容の質】
 A.知識集約型意見(ある知識に基づいた発言)
 B.アイデア集約型意見(ある新たなアイデアを提供する発言)
 C.論理整理型意見(論理を整理する発言)
・リーダーシップは役職ではなく、実際の指導力と統率力を指す
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特に会議での役回りについての言及は新鮮だった。
自らオーナーやファシリテーターを務める会議では誰から見ても役割が確立されているので、
会議におけるポジションを意識する必要は無かった。
だが百戦錬磨の経営陣が集まる経営会議においては、
自ら戦略的に役割を立てていかないとバリューは出せない、と気付けた一冊だった。
posted by たかしまん at 00:39 | 東京 ☀ | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人(午堂登紀雄)

非常に俗っぽくて生々しいタイトルだけれども、
ビジネスマンとして年収1億を稼ぐという事は並大抵のことではない。
この金額はプロスポーツ選手や芸能人でこそリアリティがある金額だが、
ビジネスの世界においては、キャピタルゲインを得た起業家や外資系金融企業に
務めている一部のエリートのみ到達できる水準だ。
では彼らはただ幸運だっただけなのか?と言えば答えはもちろんNOで、
その金額を得るに相応しいスキルやマインドが必ずあるはずだ。
同じビジネスの世界で戦っている身として、単純にそのノウハウに興味を持った
事と、今後の目標として年収1億を目指すのは悪くないなと思ったので手に取ってみた本。
思ったよりも気付きが多くて有意義な読書の時間となりました。

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・来年使うものを買うために、戦略的にバーゲンに行く →事前の計画性の問題
・自分が価値を認めないものには1円たりとも払わない
・お金は道具。使って稼ぐ
・出金を億レベルで使えるようになれば、入金も億レベルになる
・自分の働きを出来高や価値で査定する
・頭の中に戦略をメモする
・「人のコンプレックス」は「人の困っている課題」であるから、
 それを解決する事は大きなビジネスになる
・世の中に影響力を持ちたいなら、お金よりも情報を使え
★心は傲慢に、態度は謙虚に
・迷惑をかけてもいいから成功して恩を返す
・「欲しい」という欲求を全開にする(年収1億!)
・シンプルで本質的なものにフォーカスする
・自分を変えたければ付き合う人を変える。
 ビジネスにおいて自分に役に立つかどうか?は極めて重要
・本人の強い意欲と適性がなければ人は育たない
**********************************************************************************

実は特に目新しい事は書かれていない。
ただ思ったのはこれらの事を意識し続け、”自分の判断や行動に反映させ続ける事”は
非常に難しいと思う。だからこそそれを徹底して実行出来れば、数年後や数十年後に
大きな成果となって現れるのだろう、という事に思い至れた事が学びです。
posted by たかしまん at 00:17 | 東京 ☀ | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月21日

なぜエリート社員がリーダーになると、イノベf−ションは失敗するのか(著者:井上功)

投資ファンドやコンサルファーム出身者が幅を聞かせるようになった状況を憂いていたので、
タイトルに共感して思わず手に取った一冊。意に反してエリート=東大出身や官僚などの頭でっかち、
という定義ではなくて、エリート=既存の枠をはみ出せないビジネスパーソン。つまり優等生。
という風に解釈すべき内容だった。著者が言いたいのはシンプルに言えば、
マーケティング(既存事業の推進)からはイノベーションは生まれない。 
という事。社会に新しい価値を創造する事=イノベーションとした時に、
イノベーションにとっては、既存事業で重宝されるKPIやROIなどはむしろ足枷となるので
全く別の価値基準で、全く別の決断プロセスを通し、辛抱強く育てなければならないという事を
強く主張していた。一見不合理で不利益に見えるのがイノベーションである。
弊社は2014年2月に投資ファンドに買収されてほぼ100%子会社となった。
ファンドのミッションは、良し悪しではなくて、短期的にいかに時価総額を最大化するかという事に
尽きるが、ROIが見えなかったり低い上に時間がかかるイノベーションとはまさに対局の価値基準で
意思決定をする人々である。経営がそうした状況下でイノベーションを実現するのは極めて困難だが、
文中のワンフレーズには勇気づけられた。「経営者を根負けさせろ」。そう、結局のところイノベーションにとって重要なのは「実現したいその世界を自分が信じてやり抜けるか」という事に他ならないのだ。

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■印象に残った言葉たち
・モノよりコト。機能より意味。
・イノベーションの多くは、既存事業の根本価値を問い直すことから生まれる
・「リ ポジション」
 世の中が大きく変わっていくなかで、今までと同じ仕事内容、同じ仕事のやり方では、
 いずれ太刀打ちできなくなる。だったら一度立ち止まって、自分の仕事を再定義してみよう。
・一歩引いた視点から自社の経営資源を見直し、その価値を掘り下げる。必要があれば、
 新たな資源の調達に動く。
・言葉に徹底してこだわることが、イノベーションにつながる的確なコミュニケーションには不可欠
・共通見解を持ち続ける為に、コンパクトなコミュニケーション構造にする
・組織の中に異質な場所をつくる
・営業畑の人間が会社を動かすようになると、製品畑の人間は重視されなくなり辞める
・イノベーターは情念で行動する。マネージャーはそれに共感し、盛り上げる。
 組織はプロセスをつくって資源を確保し、認知・称賛を繰り返す。
 経営者は慣行の外に出る。
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最後に、イノベーションを体現し続けた故:スティーブ・ジョブス氏が米スタンフォード大学の
卒業式で行ったスピーチの締めくくりを引用したい。

「Stay hungry, Stay foolish. (ハングリーであれ。愚か者であれ。)」
posted by たかしまん at 23:42 | 東京 ☁ | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月12日

部長・何を成すべきか(著:畠山芳雄)

2015年6月末、気付けば部長になって丸2年が過ぎた。
企画部門の部長という責を突然に任命されガムシャラに走って来た。
一定の成果は挙げられたという手応えもあるし、幸いにも周囲からの評価も上々。
評価されるために働いているわけではないが、やはり自分の貢献が認められるのは
組織人にとって気持ちがよいものだ。
ただ最近になって、業務が一段落したせいなのか何なのか、
「そもそも部長とは何を果たすべきなのか?」という疑問が浮かんできた。
仕事をする相手が役員である事も多く、経営責任とは?役員の果たすべき役割は?
という事をよく考えるようになったからだと思うが、そもそも自分が果たすべき
部長という役割・責任を明確に理解出来ていないと思うのだ。
僕の会社は創業16年と若い会社であり、40代・50代の部長職は非常に少なくて
多くが30代の部長だ。それゆえ皆んな手探りで部長職を全うしようとしている。
社内にお手本がいないのだ。
僕はいま35歳で部長(正式には本部長)。年上の部下(課長など)も増えてきており
きちんと責任を果たせていないと組織のヒエラルキーが崩れる危険性がある。
年下の上司など気持ち良いわけ無いのだ。
それに自分が部長というポジションを言語化・体系化できていなければ
そもそも下に伝えていく事ができないから、自分(つまり部長)の代わりを創る事が
できないから、組織が強くなっていかない。
これはマズイ…と思って件名の書籍を読んでみた。

まずはいつもの様に印象に残った点を書き出してみる。
**************************************************************
・人から叱られる事はなく、迎合者が増える
・部長は「改革機能」を、課長は「維持機能」を担うべき
 ただし、改革機能は充実した維持機能が前提となる事に注意
・部長三原則
 【1】全体最適
 【2】長期志向
 【3】重点集中(☓精力分散)
・今の経営は戦略が重要。すなわち、時間のかかる事にどれだけ先行して
 手を打っていたかで、会社の業績が決まる
・自分自身が重要だと思う事柄に、優先的に時間を使う。
 そしてそれを自分でやってしまう
・再建の本質は「心の再建」であり「体質の再建」
・再建方法は、「全方位一斉教育」
・戦略ストーリーは単純明快に
・業務改善ではなく、価値観・行動習慣・人格の改革を
・そして、情熱!
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できてるかなーと自分を褒めることが半分、
まだまだだな…と反省する事が半分といったところ。
これらを要約すると、

「情熱を持って全部下を巻き込み、担当部門の改革・再建を体現する」

という様な事だと思う。
なまじ前任者や創業者の創りあげたビジネスモデルや事業・商品が
秀逸だと、維持管理機能だけでも成果が出てしまうのが怖いと思う。
そして自社・自部門にその徴候を見出しているのでゾッとした。

まずは自部門の改革者に。
そして全社の改革者たるためにも更に上を目指そうと、
焚き付けられた一冊でした。

それでは今日もよい1日を^^
posted by たかしまん at 17:27 | 東京 ☀ | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月24日

成功のコンセプト(著:三木谷浩史)

「三木谷さんの経営スタイルは堅実」

多くの記事や経営者の方がそう評しているのを見聞きするたびに、
いつも少し違和感を感じていた。楽天市場の急成長に加えて、
楽天カード・Edy買収などを通した楽天経済圏の確立、
楽天リサーチによるインサイト情報収集の強化、社内言語の英語化
に新経済連盟の発足など、積極果敢に大胆に業界をリードしている
印象を持っていたからだ。
そんな事を思っていた折に、GEヘルスケアから弊社に転職してきた
新任CFOより「成功のコンセプト」という三木谷さんの著書を薦められた。
これも何かの縁だと感じたので早速、というか薦められてから1ヶ月以上は
経ってしまったのだが(汗)読んでみ見てようやく、経営スタイルが
堅実だという評価が納得できた。

いつもの様に、印象に残っているフレーズを書き出してみる。
・改善は凡人が天才になる方法
・今日の我は、昨日の我に勝つ
・たとえ毎日1%の改善でも、1年続ければ37倍になる。
 1.01の365乗は37.78になるからだ。
・自分自身がどれほどの付加価値を生み出しているのかが最も重要
 (ハーバード大学のMBA留学時代より)
・既成事実が世の中を変える
・ビジネスの意志決定において、まずは「そもそも論」を考える
 (長島さんは三振の時にヘルメットが飛ぶようにスウィング練習
  するとの事だが、”野球はエンタメ”が本質だと理解していたから)
・ビジネスにおける仮説は、右脳と左脳のキャッチボールから生まれる。
・ビジネスには戦争型と戦闘型がある
・ビジネスはスピードが重要。
 スピードを上げる為には
 「達成したら自分の人生が変わると思えるくらいの目標がいい」
・スピードが未来を変える

第1のコンセプト:『常に改善、常に前進』
第2のコンセプト:『Professionalismの徹底』
第3のコンセプト:『仮説→実行→検証→仕組み化』
第4のコンセプト:『顧客満足の最大化』
第5のコンセプト:『スピード!!スピード!!スピード!!』

驚くほど基本に忠実。王道そのもの。
だがそれを弛まず、ブレずにやり続けている事、しかもそれを
個人ではなく組織で実現している(おそらく)所に経営者としての凄みを感じた。

これは私も日々感じている事だが、
新しいアイデアや解決策は実は既に誰かが考えていたり、
検索したり人に聞けばひょっこりわかる事が多い。
ビジネスの成否をわかつのは3つだ。

・実行力
・継続力
・スピード

これらは総じて現場力と総称されるかもしれない。
絵空事はいらない。千里の道も一歩から。

高みを目指し、
その実現を疑わず目指し続け、
他社よりも速く形にする。

自分が体感していた事と同じような事を三木谷さんも実践している
と思うと、何だか嬉しく誇らしい気持ちになった。
勝手に親近感すら持ってしまった(笑)。

また明日から頑張ろう。
posted by たかしまん at 15:26 | 東京 ☀ | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月09日

人生は習慣で作られているA

前回に続いて習慣の話だが、今回は稼ぐ力にフォーカした話をしたい。
まずは書籍で印象に残ったフレーズを拾ってみます。

<プロフェッショナルミリオネア(江上治)>
・行動の結果でしか人は変われない
・人間が本当に変わりたいと思ったら、
 -時間配分を変える
 -住む場所を変える
 -付き合う人を変える →つまり、習慣を強制的に変えないと変わらない
・稼ぎに繋がっている時間を記録し、把握する
・自分を豊かにする、成長させてくれる人脈を持つ
・「らしさ」を自覚し、「らしさ」で勝負する
・プロフェッショナルとして勝負できる領域を持つ
・自分のやりたい事に忠実であるためには、無闇に手を広げてはいけない
 つまり、何を残して何を捨てるか、選択と集中である。
・50歳までに横綱になっていなさい。
 「自分が最強の力士であるだけでなく、受けてやる事で相手を強くして
  あげなければならない」

<稼げる男と稼げない男の習慣(松本利明)>
・捨てる基準を持つ
・今までなく新しい価値を生む仕事に集中する(速くなった、増えた、質があがった 等)
・自分の持ち味を活かした立ち位置をとる。絶対に負けない型をつくる。
・普通の人とは違う経験を意識する
・自分が中心となって、楽しみながら成長できる「場」をつくる
・メンバーを主役にし、自分が脇役にまわれる度量を持つ
・説得ではなく、口説くようにアプローとする
・価値ある情報が自然に入ってくるメカニズムを作る
・空雨傘
 -空:事実を多く見つける力
 -雨:洞察力(目には見えないものを見出す力)
 -傘:発想・行動力。打ち手や行動を生み出す力
・TO DOや細かいタスクは書き出して、意識的に頭をカラッポにする
・早起きを習慣化する(←朝日を浴びると自立神経が整う)
・自分にとって最適な睡眠時間を把握し、マネジメントする
・お酒を飲むとアルコール消費にエネルギーが使われ、疲労回復が遅れる
・ストレス発散はスポーツで!

原理原則のような話から、ビジネススキル・テクニックなど乱雑にピックアップ
したけれど、驚くほど共通する内容が書かれていた。

早寝早起き、適量の食事と運動。
それを実現するための環境作りとタイムマネジメントが重要。
例えば環境作りは住む場所や合う人を整えたり、
必要な情報が入ってくる仕組みを作る。生活リズムを整えることなど。
タイムマネジメントは、自分の稼ぎ・会社の利益・達成したいことなどに
繋がる物事に集中して時間を使ったり、食事や運動、特に睡眠時間を
「しっかりマネジメント」するということでもある。
組織マネジメント等と同様で、
マネジメントするためには最適な状態を把握してから、
GAPを埋める方策を考えたり、コントロールする為のバランスを見出したり
する必要がある。しかもそれをメンバーや組織の個別事情に応じて使い分ける
必要がある。という事は、自分をマネジメントする為には何よりもまず、
自分に最適な食事・運動・睡眠・一人の時間などを把握しなければならない。
そして精神面で言えば、感謝と共感。そして分かち合う心をどんな時も
持ち続けるあり方が重要であると言う。完全に同感だ。

よく言われている事だが、インターネットやSNSの普及によって
真贋様々な情報(とも言えないノイズも)が氾濫しすぎていて、
本当に大切な原理原則、習慣が埋もれてしまっている。
正しい習慣は非常にシンプルで明快なのに、誰かが、特には自分が勝手に難しくしている。

そもそも、自分の人生をマネジメントする為には誰よりも自分に向き合い、
自分を理解して、自分らしく振る舞うことが大切だ。
しかし我々の意識はいつも自分の外側、それは上司や同僚、TVに写っている著名人、
どこの誰が行っているかわからないWEB上の発言などに囚われ過ぎているように思う。
誤解を恐れずに言えば、上司や同僚は所詮他人、TVはしょせん娯楽、WEB上の発言の多くは
自己PRや主観だ。それらを判断基準の一つにするのはいい。
自分の中にいつも答えがあるとは限らないからだ。
ただ盲目的になってはいけない。あくまで判断基準の一つ。
また無闇に取得する情報を広げすぎてもいけない。情報の海に溺れてしまう。
情報が足りていないリスク、
正しい情報にアクセス出来ていないリスクは常にある。
そのリスクは勇気を持って飛び越えよう。
失敗してもまたやり直せば良いのだ。

気持ちに任せて書いているのでひどく散漫的な文章になってしまった。。。
何にせよ人生は習慣で作られていて、その重要性を忘れてはならない。
最後にこれは↓ガンジーの言葉。全てはここに集約されている気がする。

信念が変われば、思考も変わる
思考が変われば、言葉も変わる
言葉が変われば、行動も変わる
行動が変われば、習慣も変わる
習慣が変われば、人格も変わる
人格が変われば、運命も変わる
posted by たかしまん at 17:16 | 東京 ☀ | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月07日

人生は習慣で作られている@

繰り返し行っていることが、われわれの人間の本質である。
ゆえに優秀さとはひとつの行為ではなく、習慣によって決まる。
−アリストテレス−

大学生の頃からひとり暮らしを始めてもう17年になる。
人生の半分以上を一人で暮らしている。
良く言えばマイペースで自由気まま、悪く言えば自分勝手。
それでもお陰様でちゃんと幸福な人生を歩んできた。

ただ最近、役職も上がり仕事の関係者も増えたことで色々とバランスを
崩すことが増えて来てしまった。
例えば体。慢性胃腸炎+不整脈+腎臓石灰化・・・。
すべて経過観察レベルとはいえ体の中央ラインを全て突破されつつあり、
笑い事では済まされなくなってきた。
そして心。情熱と涙もろさが売りだったわたくしですが、
いつも心が白けているかと思いきや、たまに自分でもコントロール出来ない
くらい激昂しそうになる時がちらほらり。
こりゃこのままの生活を続けると流石にやばいな〜、
という事でこのGWに生活習慣を変えよう!と思い至り、
気になる習慣系の本を乱読してみた。ちなみに以下がその書籍たち。

・実践 7つの習慣(佐々木常夫)
・一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?(小川晋平・俣野成敏)
・稼げる男と稼げない男の習慣(松本利明)
・プロフェッショナルミリオネア(江上治)

一気に読んだわけですが、結構共通して書かれている事も多かったし
その大部分が自分が実践できていない事でもあり、正直ギクリとした。
印象に残ったフレーズを書き出してみる。

<実践 7つの習慣>
・仕入れた知識は実生活で使って初めて血肉となる
・成果を生み出す能力(Production Capability)が向上しないと
 成果(Production)も拡大しない
・常に自責で、主体的である
・ただ、自分が影響を及ぼせる範囲でパフォーマンスを発揮する
 (影響を及ぼせない範囲は気にしない)
・終わりの状態を思い描いてから始める(究極は死)
・緊急ではないが重要なことにこそ、こだわる
 -予防、PCを高める活動
 -人間関係づくり
 -新しい機会をみつけること
 -準備や計画
 -心身をリラックスさせること
・一週間単位で、最優先事項を設定していく
・変動する自分の信用残高のチェックを怠らない
・自分のパラダイムと相手のパラダイムは違う。
 そして、自分が最も理解できない相手こそ自分が
 知らない事を最もよく知っている学び多い相手である。
・違いを尊重することがシナジーの本質
・コミュニケーションで重視すべきは、
 信頼性(エトス)→人間関係(パトス)→論理(ロゴス)の順番である

・自立→相互依存→自分を磨く という段階を意識する
・「肉体」・「精神」・「知的」・「社会/情緒」の4つの側面の
 バランスを意識する
・成長は螺旋的である。

<一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?>
・「考える作業」だけはまとまった時間が必要になる
・習慣をかえることは、当たり前を見直す作業
・人のやるきは「5秒」で終わる
・一日何時間働きたいのか(働けるのか)を先に決めておく
・決断を下す、企画書を書くという思考力が必要な作業は午前中
・「やらない事を決める」ことを優先する
・使うお金が、次のお金に繋がるか?を意識して使う

残り2冊の紹介とまとめはまた次回で。
posted by たかしまん at 01:11 | 東京 ☀ | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月06日

ビジネスに運は必要か

もちろん誰もが「YES」と答えるだろう。運は無いよりあった方が良いに決まっている。

では運をコントロールする事が出来るか?

そう聞いたとき、多くの人は今度は「NO」というだろう。
周りを見渡せば努力していても報われない人、
何の取り柄も無さそうなのに成功している人。
思いがけず事故に遭ったり病気になる人。
宝くじを当てる人…などなどなど。

幸も不幸も全てコントロール出来ないことであり、
その様な領域で起こった出来事に対して人は運を当てはめて考える。
あの人は運が良かった、運が悪かったと。

この考え方には学生の頃から疑問を持っていた。
キッカケは麻雀だ。私は別に強くも弱くも無く、人並みに
楽しめる程度の腕前だが、それでも麻雀をやっている最中に
運・ツキ・流れのような事を感じる事があって、何とかそれを
見極めてコントロールしたいと常々考えていた。
例えばツイている時はイケイケで攻めていても大抵あがれるが、
一度ツキが逃げると何をやっても裏目に出る。
完全にツキや流れに振り回されている状態。
いつも何か得体のしらない力に弄ばれていて、
ひどい時はそれで自暴自棄になり、結果蹂躙される。
逆にフィーバーが訪れた時は暴君のように点棒をむしりとる。
そんな風にしてボラティリティ高く買ったり負けたりを
繰り返していたのだが、たまにいつやっても負けない相手と
打つ時がある。「今日はツイてないな~」とか言いながらも
最終的には勝って終わっているのだ。
え、何で?という感じでさりげなく勝っている。
少し麻雀のくだりが長くなりすぎているが、そのときに私は
「この人は自分のツキの状態を見極めて勝つ術を知っている…」
と弟子入りしたい衝動に駆られたものだ。
なぜならばそれってツキ・運をコントロールしているという事だから。
運に振り回されず蹂躙もされず、しっかり対処している。
早速、弟子入りを申し出たものの「いやー、感覚だよ」という
答えが返ってくるばかりで、収穫はなし。
そんな時に出会ったのが雀鬼桜井章一さんとサイバーエージェントCEO
の藤田晋さんの共著である「運を支配する」だ。
タイトルを見た時からドキドキが止まらない。
一気に読み終えたわけだが私の印象に残った点は以下の通り。

↓(^^)↓
・ツキの総量や流れは絶えず変わっており、その見極めが重要
・その見極めは直観が大切。捉えようと考えるのではなく、
 下の方から湧き上がってくる、立ち現れてくるのを感じる。
 ポジティブ過ぎてもネガティブ過ぎてもダメであり、
 ただありのままを感じる。生の状態、生の感情。
・特に思い込みはどんどん重くなり、固定観念となりとらわれのもと。
 軽やかに漂ってスッと消えていく、「ふと思う」程度が調度よい。 
・ただそもそも、ツキを感じられない時は直観が閉じているか、
 あるいはツキが本当に流れていない(流れが悪い)。
 そんなときは意識的に「間」をとれば良い
・さらに、ツキを取り戻すには基本動作を改めてしっかりやる、
 いつも以上に丁寧に対処するなどが重要。
・心構えとしては難しくし過ぎずに、極力シンプルに。
 そして「何とかなる」という風に。
 また不調こそ我が実力、という謙虚さも大切。

この本では麻雀を題材に語られているが、
仕事や人生まるごとに対するスタンスとしても示唆が多かったように思う。

考えすぎて、自分で勝手に袋小路に入り込む。
ポジティブシンキングを心がけ過ぎて逆に心が疲弊する。
スキルアップを追い求めすぎて、心がどんどん閉じていく。

真面目で意欲が高いビジネスマンほど、心当たりが多いのではないか。
かくいう私も物事を考える事が好きな性分なので
ほっておくと現実をフラットに見ずに、自分の思い込みで現実を
違う形で捉え直す癖がある…という事を、この本を読んで気付かされた。
本来、事実は常にそこにあるだけでそこに善悪もボジネガもなく、
あるのは自分自身の解釈だけなはずなのに。

世の中は様々な出来事や感情が織り合わさって作られている。
その中に自分も当然組み込まれているわけだから、
自分の行きたい方向と違う流れ、想定以上に速い流れなど
当たり前だ。そこに抗っても仕方ない。
ただ自分がそのような大きな流れの中に身を置いているという
前提を持ちながらも、分岐点やタイミングを意識できれば、
ヒョイッと別の流れに乗り移ったり、
新しい世界へ飛び移れるチャンスも見えるのだと思う。
そんな身軽さが、ツキを掴む・流れに乗る秘訣のように感じる。

最後に、書籍の中でそれぞれ最も印象に残っている言葉を紹介したい。

私の人生にはいつも「風」が吹いていた(桜井さん)

人は頭より心を鍛えなければならないと思う(藤田さん)

posted by たかしまん at 21:27 | 東京 ☀ | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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