2015年12月12日

「松本」の「遺書」を今さら読んでみました

1997年に第一刷なので、18年前に書かれたもの。
自信たっぷりな松ちゃんの考え方や意見が、お笑いというテーマにおいて終始書かれているのだが、
特に感銘を受けることもなくサラッと読み終えてしまった。ただお笑いという仕事に対して、普通のビジネスマンと同様にしっかり向き合って良い物を作ろう、良い仕事をしようという意欲を持っている事は感じられた。

ただ「遺書」というタイトルはよく付けたと思う。
本のあとがたり、という巻末コーナーでも”自分が評価されて名前が上がっている頃には自分の
レベルは下がっているだろう”という主旨の事を書いているのだが、本当にそうなったと思う。
今の松本さんは過去の遺産で活躍しているように感じられる。
その瞬間瞬間の彼の発言が面白いというよりも、「きっと面白い事を言ってるに違いない」という
空気や、彼の人柄全体に既に多くの視聴者が親しみを抱いているので、ほほ笑みに近い笑いが起きている
ように感じられるのだ。こうした時代が来る事を本能的に悟っていた彼が、
当時の自分の感性がいつか失われてしまう事を危惧して「遺書」というタイトルを付けた。
それが本人による命名かはわらからないが非常に秀逸なタイトルだと思う。
posted by たかしまん at 18:20 | 東京 ☀ | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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