2015年11月08日

戦略「脳」を鍛える(御立尚資・みたちたかし)

戦略論を本は大抵、フレームワーク紹介とそのフレームワークが適用される事例解説に
終始して、どれも似たりよったりの内容になる事が多い印象を持っていたが、
本書は「戦略を考える為の頭の使い方を知る」事にフォーカスされた内容であり
非常に刺激的だった。情報インフラの充実によって誰でも手軽に様々な情報を得られるし、
企業の戦略・企画部門で働いていれば少しのお金で業界情報・財務情報なども容易に
得られる。また常々、ある程度の水準のビジネスパーソンが同じ情報を持てば
大抵同じ戦略にたどり着くなぁ…と感じてもいた。戦略で差別化を図れなければ、
最終的にコストやスピードで勝負する体力勝負に突入する。
それだとビジネス自体が面白くなくなるので、なんとか戦略・ポジショニング
で差別化を図りたい、その様な発想・結論を捻り出したいと思っていた折の出会いだったので
一気に読み進めた。難しすぎず平易すぎずで、とてもバランスが良い著書だったと思う。

*********************************************************************************
【アンダーライン】
・経営戦略も将棋の定石と同様、発見・模倣・陳腐化・イノベーションを繰り返す
・BCG流のインサイトは、「勝てる戦略の構築に必要な”頭の使い方”、その結果として
 得られる”ユニークな視座”」
 ⇒ユニークな戦略=定石+インサイト
・インサイト=スピード+レンズ
 -思考のスピードを上げて、仮説そのものの有効性を徹底的に検証する
 -普段使っているレンズと違うレンズを使う
・優秀なコンサルタントはパターン認識の引き出しが多い
・経営戦略を考える上で、グラフを使ってビジュアルで思考すること
・言葉と論理をグラフに置き換えることで、思考スピードがあがる
・仮説を進化させるシャドウボクシング
 -現場、すなわち観察事実とコンセプトを行ったり来たりする事で、
  ユニークかつ筋の良い戦略をつくる能力が形成される
★物事を二重人格的に考える(対立する2つの立場から物事を考える)
★自分の頭の使い方のクセを知る
・ユニークな視点をもたらすレンズ
 -拡散(ホワイトスペース、バリューチェーンを広げる、進化論)
 -フォーカス(ユーザーになり切る、テコを効かせる、ツボを押さえる)
 -ヒネリ(逆張り、特異点を探す、アナロジーで考える)
・世の中の「不」に注目し、「誰に・何を」提供するかを考える
・多様性からの連帯
・ディスカッションではPNIルールを意識せよ
 Positive->Negative->Interesting
・雰囲気を決める言葉を意識する
 「なるほど」「すごい」「さすが」「いいね」「たしかに」⇒なすさいた
・本を読むことの効用は3つある
 -情報を得られる
 -考え方を学ぶことができる
 -書き方を学ぶことができる
*********************************************************************************

今回、実務的に引用できそうなフレームワークを最後に画像で引用しておきたいと思う。 

IMG_0006.JPG

IMG_0007.JPG

IMG_0009.JPG

IMG_0010.JPG

IMG_0011.JPG
posted by たかしまん at 16:06 | 東京 🌁 | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。