2015年05月06日

ビジネスに運は必要か

もちろん誰もが「YES」と答えるだろう。運は無いよりあった方が良いに決まっている。

では運をコントロールする事が出来るか?

そう聞いたとき、多くの人は今度は「NO」というだろう。
周りを見渡せば努力していても報われない人、
何の取り柄も無さそうなのに成功している人。
思いがけず事故に遭ったり病気になる人。
宝くじを当てる人…などなどなど。

幸も不幸も全てコントロール出来ないことであり、
その様な領域で起こった出来事に対して人は運を当てはめて考える。
あの人は運が良かった、運が悪かったと。

この考え方には学生の頃から疑問を持っていた。
キッカケは麻雀だ。私は別に強くも弱くも無く、人並みに
楽しめる程度の腕前だが、それでも麻雀をやっている最中に
運・ツキ・流れのような事を感じる事があって、何とかそれを
見極めてコントロールしたいと常々考えていた。
例えばツイている時はイケイケで攻めていても大抵あがれるが、
一度ツキが逃げると何をやっても裏目に出る。
完全にツキや流れに振り回されている状態。
いつも何か得体のしらない力に弄ばれていて、
ひどい時はそれで自暴自棄になり、結果蹂躙される。
逆にフィーバーが訪れた時は暴君のように点棒をむしりとる。
そんな風にしてボラティリティ高く買ったり負けたりを
繰り返していたのだが、たまにいつやっても負けない相手と
打つ時がある。「今日はツイてないな~」とか言いながらも
最終的には勝って終わっているのだ。
え、何で?という感じでさりげなく勝っている。
少し麻雀のくだりが長くなりすぎているが、そのときに私は
「この人は自分のツキの状態を見極めて勝つ術を知っている…」
と弟子入りしたい衝動に駆られたものだ。
なぜならばそれってツキ・運をコントロールしているという事だから。
運に振り回されず蹂躙もされず、しっかり対処している。
早速、弟子入りを申し出たものの「いやー、感覚だよ」という
答えが返ってくるばかりで、収穫はなし。
そんな時に出会ったのが雀鬼桜井章一さんとサイバーエージェントCEO
の藤田晋さんの共著である「運を支配する」だ。
タイトルを見た時からドキドキが止まらない。
一気に読み終えたわけだが私の印象に残った点は以下の通り。

↓(^^)↓
・ツキの総量や流れは絶えず変わっており、その見極めが重要
・その見極めは直観が大切。捉えようと考えるのではなく、
 下の方から湧き上がってくる、立ち現れてくるのを感じる。
 ポジティブ過ぎてもネガティブ過ぎてもダメであり、
 ただありのままを感じる。生の状態、生の感情。
・特に思い込みはどんどん重くなり、固定観念となりとらわれのもと。
 軽やかに漂ってスッと消えていく、「ふと思う」程度が調度よい。 
・ただそもそも、ツキを感じられない時は直観が閉じているか、
 あるいはツキが本当に流れていない(流れが悪い)。
 そんなときは意識的に「間」をとれば良い
・さらに、ツキを取り戻すには基本動作を改めてしっかりやる、
 いつも以上に丁寧に対処するなどが重要。
・心構えとしては難しくし過ぎずに、極力シンプルに。
 そして「何とかなる」という風に。
 また不調こそ我が実力、という謙虚さも大切。

この本では麻雀を題材に語られているが、
仕事や人生まるごとに対するスタンスとしても示唆が多かったように思う。

考えすぎて、自分で勝手に袋小路に入り込む。
ポジティブシンキングを心がけ過ぎて逆に心が疲弊する。
スキルアップを追い求めすぎて、心がどんどん閉じていく。

真面目で意欲が高いビジネスマンほど、心当たりが多いのではないか。
かくいう私も物事を考える事が好きな性分なので
ほっておくと現実をフラットに見ずに、自分の思い込みで現実を
違う形で捉え直す癖がある…という事を、この本を読んで気付かされた。
本来、事実は常にそこにあるだけでそこに善悪もボジネガもなく、
あるのは自分自身の解釈だけなはずなのに。

世の中は様々な出来事や感情が織り合わさって作られている。
その中に自分も当然組み込まれているわけだから、
自分の行きたい方向と違う流れ、想定以上に速い流れなど
当たり前だ。そこに抗っても仕方ない。
ただ自分がそのような大きな流れの中に身を置いているという
前提を持ちながらも、分岐点やタイミングを意識できれば、
ヒョイッと別の流れに乗り移ったり、
新しい世界へ飛び移れるチャンスも見えるのだと思う。
そんな身軽さが、ツキを掴む・流れに乗る秘訣のように感じる。

最後に、書籍の中でそれぞれ最も印象に残っている言葉を紹介したい。

私の人生にはいつも「風」が吹いていた(桜井さん)

人は頭より心を鍛えなければならないと思う(藤田さん)

posted by たかしまん at 21:27 | 東京 ☀ | Comment(0) | 読書の後に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。